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妊婦は温泉に入っても大丈夫?注意すべきポイントとは?

妊娠・出産 この記事は約 10 分で読めます。 332 Views
女性 温泉

妊婦さんが行くマタニティ旅行(マタ旅)が人気になっています。

これは2014年に温泉法が改正されて、今まで禁止されてきた妊婦さんの温泉入浴が認められたことで、マタニティプランを用意する温泉宿が増えてきたせいもあります

妊娠中、家にいるだけではストレスも溜まってしまいます。ストレス発散のためにもマタニティ旅行で温泉へ行ってみましょう。

当記事ではマタニティ旅行で気をつけた方がよいことなどを紹介します。



そもそもなぜ妊婦が温泉はタブーなの!?

温泉

1982年に温泉法が制定されたときに、心臓病など入浴を避けるべき症状の中に「妊娠中(とくに初期と末期)」と記載されました。

そのため妊娠中に温泉に行くと、中年のおばさんから「妊娠中なのに温泉なんて・・・」と白い目で見られることがあり、妊婦にとって温泉は居心地の悪いものがありました。

妊娠中はストレスも溜まるし、温泉に行ってストレス発散したい、のんびりしたいという妊婦の方も多いのに、この法律のせいで宿によっては妊娠中はお断りされることもありました。

なぜ妊娠中が避けるべき症状に加えられたのかについては、明確な根拠はありません。

なぜ妊娠中(特に初期と末期)が含まれているのか、現在の温泉療法の学会(日本温泉気候物理医学会)でもその根拠については???でした。

ただ、妊娠初期と後期では流産や出血や破水が起きやすかったり、脳貧血を起こしやすかったりするので、不特定多数を対象として温泉浴を提供する施設にとって面倒なものとして、他の病気と同列に挙げられているのであろうと想像しています。
日産婦医会報(平成22年2月号)」より

つまり、医学的にも根拠はなく、温泉法を管轄する環境省でもその理由は「まったくわからない」ものでした。しかし2014年に環境省が内容を見直して「妊娠中」は外されました。

これを受けてホテル・旅館の側でもマタニティプランや赤ちゃん連れのお客さんを積極的に受け入れるところが増えてきています。

妊娠中の温泉で気をつけるべき7つの注意点とは?

温泉旅館の露天風呂

妊娠中はただ温泉に入るだけでも気をつけないといけないことがたくさんあります。体調管理のためにもしっかいと覚えておきましょう。

滑らないように注意!

とにかく滑って転んでお腹や腰を打つのは避けましょう。足元をよく見て、手すりがあれば必ず掴まること。お腹が大きくなって足元が見えづらくなる時期は特に要注意です。

できるだけ一人にならないように!

入浴中にもし倒れて意識を失ってしまったら・・・という可能性がゼロではありません。いくら温泉とは言え、裸で倒れたら体が冷えてしまいます。女性同士で来ているなら必ず付き添ってもらいましょう。

旦那さんと夫婦で来ている場合は、人の多い時間帯に入浴するか、内風呂のある部屋を予約するなど対策を考えておきましょう。

刺激の少ない単純泉を選ぶ

妊娠中は肌が敏感になります。敏感肌の方はさらに敏感に。硫黄泉など刺激の強い温泉はなるべく避けましょう。

日本で最も多い温泉の泉質は「単純温泉」です。単純温泉はクセがなく無色透明で匂いがなく刺激も弱いので肌に優しいです。選ぶなら温泉の泉質までチェックしましょう。

のぼせないように入浴は10分以下に

のぼせるとは、お風呂に温められた皮膚の末梢血管が広がり、心臓や脳に十分な血液が送られなくなり、「動悸」「意識が薄れる」「眼の前が真っ暗になる」「フラフラする」などの症状が出ることを言います。

長風呂が好きな方は要注意で、長時間の入浴はのぼせる可能性があります。1回につき10分以内にして、何度も入浴するなど、入浴の仕方も工夫しましょう。

のぼせること自体は胎児には影響はありませんが、のぼせて貧血状態になり転倒してお腹を強打することが危険です。

のぼせるのを防ぐには長湯せずに頭を濡れタオルで冷やす、入浴前に水分を摂る、お湯から出るときは急に立ち上がらず、縁にいったん腰掛けて体を冷ます、などを行うとよいでしょう。

空腹で入浴しない

空腹の状態で温泉に入ると貧血になりやすくなります。妊婦はただでさえ貧血になりやすいので入浴前は小腹を満たすためにお部屋の茶菓子を食べてから温泉に入りましょう。

部屋の茶菓子は「これでどうか空腹を満たしてから温泉に入ってください」という宿からの配慮でもあるのです。

入浴前後に水分補給を

温泉に入ると約300~500mlの汗をかくと言われています。それだけ汗をかいたら脱水症状がおきても不思議ではありません。なるべく入浴の前と後にコップ1杯でいいからお水など水分を摂るように心がけましょう。

清潔な温泉を選ぶ

入浴中に雑菌のいるお湯で何らかの感染症に感染する可能性は低いですが、お湯が循環するタイプの温泉よりは源泉かけ流しの温泉の方が衛生的でしょう。心配な場合は部屋の内風呂が良いですが、それだとせっかく温泉に来た醍醐味が味わえません。

あまり神経質になる必要はありませんが、妊娠中は普段よりも抵抗力が弱いと考えて不衛生なものには触らないようにしましょう。特に肌が直接触れるお風呂の椅子や共有タオルなどは使わないように。

妊娠中に入ってはいけない温泉のタイプは?

一口に温泉といっても、中に入ればいくつものタイプのお風呂があります。中には妊娠中はやめておいた方がよいお風呂もあるので注意が必要です。

まず高血圧、低血圧の人が避けた方がよいのが42度以上の高温のお湯、30度以下のお湯、サウナ、水風呂などです。ぬるめのお湯でも長湯すると血管が広がって血圧が低下し、めまいなど脳貧血を起こしやすくなります。

またサウナ、岩盤浴は汗をかきすぎて脱水症状が出る恐れがあります。脱水がひどいと膀胱炎や腎盂炎、尿路感染症などに感染しやすくなります。

さらに刺激の強いジェットバスや電気風呂などもよくありません。

妊娠中の温泉旅行ならマタニティプランで!

妊婦

妊娠中に温泉旅行に行くなら問題はどこへ行くかです。安定期を超えてお腹が大きくなってくると、長距離・長時間の移動は体に負担がかかります。

東京なら電車でも近い熱海、伊東、伊豆あたりがちょうど良いです。ただ、マタニティプランで探すと案外少なかったり、思っていたよりも料金が高かったりします。

また、すでに予約が埋まっていることも考えられるので、マタニティプランを探すなら最低でも1ヶ月以上前には予約を入れる方がよいでしょう。

マタニティプランのある一部のホテルでは妊婦向けのエステやマッサージなどがあったりします

妊娠中の女性はけっこう体が疲れているものの、妊婦はエステやマッサージを断られることも多いので、こういうのは非常にありがたいですね。

マタニティプランのサービスとは?

では一般的なマタニティプランにはどのようなサービスがあるのでしょうか?

以下、実際にあるサービスを紹介すると・・・

  1. 緊急時に病院を紹介してくれる
  2. リクライニングチェアーがある
  3. 癒し系の音楽CD&プレイヤーを用意
  4. マタニティフォトの撮影
  5. マタニティエステの割引サービス
  6. マタニティ用のパジャマの用意
  7. 写真をプレゼント
  8. エレベーターに近い部屋を優先的に用意
  9. 安産お守りをプレゼント
  10. ノンカフェインコーヒーや葉酸キャンディー
  11. 貸し切り風呂を用意
  12. チェックイン前にお布団を用意

 

など、どれも嬉しいサービスばかりですね。

 

マタニティプランのない旅館の場合は?

温泉旅館

実際にあったことなのですが、予算や日時の関係でマタニティプランのないホテルをネットで予約後にホテルに「妻が妊娠中なのですが・・・」と連絡してみました。

奥さんの要望で、「抱きまくら」「ノンカフェインのお茶」などを確認してみたところ、いずれも用意できないとのこと。まあ、これは仕方ありません。

抱きまくらは毛布などで代用、お茶はノンカフェインの十六茶などを買っていきました。

その代わり、このホテル(伊豆の伊東園グループ)は食事が大広間でバイキング形式だったので、食べられないものが多い妊娠中でも気兼ねなく好きな食事を選択して食べることができてよかったです。

通常のホテルの朝食や夕食はお刺身とか食べられない系のメニューがけっこう出るので、もし可能ならホテルに連絡して相談してみるとよいでしょう。

温泉は室内にある温泉が2つ、露天風呂が1つで、階段など手すりもついていて、滑ったり転んだりすることもありませんでした。

調べると近場に病院もあるし、何かあったときも大丈夫だろうと判断しました。お腹も大きくなっていたので、今回は観光メインというより、温泉と食事をメインにあとはのんびり散歩でもして過ごす感じでした。

あまりスケジュールを入れずにお部屋でのんびりして過ごすのもいいね、と話し合っていました。お腹が大きいと動くのも大変なので、これくらいがちょうどよかったですね。

マタニティ旅行のおすすめ時期は?

妊娠中の旅行でおすすめの時期はいつでしょうか?もちろん個人差があるものの、一般的には安定期に入る5ヶ月から7ヶ月までが旅行には最適です。

体調が良いなら4~8ヶ月でも大丈夫です。ただし、妊娠初期、とくに12周目までは流産の可能性が15%以上あるのでおすすめしません。

また妊娠後期になるとお腹も張ってくるし、バランスが崩れるので転びやすくなります。万が一、産気づくと大変なのでやめておきましょう。

妊娠中の長距離移動で気をつけることとは?

妊娠中は体の血液量も増え、通常時よりも血栓ができやすくなっています。そのため、同じ姿勢を長時間取り続けるとロングフライト症候群(エコノミー症候群)になりやすいので注意しましょう。

電車での移動でも時々通路に出て体を動かしたりするなど血の巡りをよくする必要があります。車でドライブの場合もトイレが近くなるので、常に早めの休憩をとりましょう。

飛行機を使った旅行はあまりおすすめしませんが、場合によっては医師の委任状が必要なケースもあるので、航空会社に事前に確認の連絡をしておく方がよいです。

妊娠中の旅行に持っていった方がよい持ち物リスト

安定期も過ぎてお腹が大きくなってくると普段よりも疲れやすくなります。姿勢が楽になるグッズや変化しやすい体調をコントロールできるようなグッズを持っていくとよいでしょう。

・母子手帳&保険証

旅先で病院に行くようなケースも考えられます。母子手帳は必ず持参しましょう。

・ブランケット

移動中の電車や旅先でちょっと肌寒いときに1枚あると便利です。

・クッション

長時間の移動の際に、腰を楽にするためにあると便利です。

・パジャマ

旅館の浴衣だとはだけるとお腹が冷える可能性があります。

・保湿クリーム

妊娠中は肌が乾燥してかゆくなります。あると便利。

・ポリ袋

つわり時期は特にあると便利。

・処方されている薬

薬局の市販薬は飲めないことも多いので忘れずに。

 

まとめ

いかがでしたか?妊娠中の旅行について気をつけた方が良いことや持ち物リストなどを紹介してきました。

よっぽど無理をしなければ旅先でもトラブルは起きないと思いますが、持病のある方、妊娠高血圧症など医者から注意されている方は気をつけましょう。

赤ちゃんが産まれたら、忙しくて夫婦水入らずで旅行などできなくなります。ゆっくり温泉につかって、まったりと旅行を楽しむなら今のうち!ということで、体調に気をつけながら、どんどん旅行を楽しみましょう。

 

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