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赤ちゃんの痰の取り方~ゼロゼロする時の対処法とは?

子育て この記事は約 8 分で読めます。 9,019 Views
赤ちゃん

赤ちゃんが痰が絡んで苦しそうにしていると心配になりますよね。呼吸が苦しいのか、ミルクの途中で泣き出してしまいます。

大人なら自分で痰を吐き出せても赤ちゃんには出来ません。ゼーゼーともゴロゴロとも違う、「ゼロゼロ」という感じで痰が絡んでいるのを見ると、何とかしてあげたくなります。

そこで赤ちゃんの痰の取り方や医者へ行くタイミング、痰ができる原因について詳しく紹介します。

 



赤ちゃんの痰はどうして出来るのか?

そもそも痰はなぜ出来るのでしょうか?また痰の正体とは何でしょうか?また赤ちゃんに痰ができやすい理由も紹介します。

 

痰の正体は?どうして出来るの?

痰出典:http://kireikirei.lion.co.jp/shukan/barrier/

痰は風邪やインフルエンザなどの病気によって気管や気管支から分泌された粘液が正常に排出されず、喉から塊となって出るものです。

気管や気管支の粘膜の表面には綿毛のような微細な毛があり、分泌される粘液を気管の出口に向けて流す綿毛運動をすることで、空気と一緒に入ってくる不純物(チリやダニ、ウイルス、ほこり)を押し出そうとします。

痰の中にはこれらの空気中の不純物に加えて、風邪など病気のウイルスと戦って死滅したウイルスや白血球の死骸も含まれています。

呼吸器系の病気になり、病原菌やウイルスを排出する際に、粘液が異常に増加したり、気管や気管支の表面が荒れてしまうと、うまく綿毛運動ができなくなり、痰が発生し、痰が絡んだ状態になります。

健康な人の場合、1日あたり50~60ccは痰が出ています。95%は水分で出来ており、通常は気管から再吸収されるので、何も出ません。

初期の風邪や気管支炎の場合は粘り気の少ない痰になり、風邪、気管支炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支喘息の場合は粘り気の多い痰になります。また肺結核、気管支拡張症、肺炎、肺がんの場合は血の混じった痰になります。

 

赤ちゃんはなぜ痰ができやすい?

赤ちゃん 不機嫌

大人と違って赤ちゃんは鼻呼吸が中心です。風邪を引いてウイルスに感染すると体外に排出しようとして鼻水がダラダラと出ます。鼻づまりを起こすと鼻の奥から喉の方へ流れてきます。

赤ちゃんは気管支も細い上に綿毛運動も弱いため、どうしても痰が絡みやすくなります。また腹圧が弱いため吐き出すための効果的な咳もできず「ゼロゼロ」と呼吸が苦しくなります。

痰が絡んだ状態のままだと、咳が止まらなくなるし、不機嫌で泣き出したり、ミルクや母乳などを吸う力も弱くなり、睡眠の質も悪くなります。また胃の入り口の筋肉がゆるいため、咳をするとミルクが逆流して吐いてしまうことも。

痰の中身は病原菌など身体に悪いものだけに、飲み込んでしまったら心配になりますが、原則として飲み込んでも強い胃酸で消化されてしまうのでウイルスが体内に広がる可能性は低いです。

 

赤ちゃんの痰の取り方とは?

赤ちゃんの痰を直接取る方法、痰が出やすくなる方法、民間療法を紹介します。

 

赤ちゃんの痰を取る方法 鼻水吸引器を使う

鼻水トッテ出典:http://www.tampei.co.jp/products/MH/

赤ちゃん用の鼻水を吸い取るベビーグッズがありますが、あれで痰を吸い取る方法です。吸引器「鼻水トッテ」が有名ですね。

一度にそんなに大量には吸い取れませんが、少しずつ吸い取ればけっこう痰はなくなります。ただし赤ちゃんが小さいと暴れてしまう可能性があるので注意が必要です。

次は痰が自然に出やすくなる方法を紹介します。

 

痰を出しやすくする方法1 水分をしっかり摂る

赤ちゃん ミルク

痰の95%は水分でできています。しかし水分不足で喉が乾いていたり、部屋の空気が乾燥している状態だと痰の粘り気が増して絡みやすくなります。

母乳でもミルクでも白湯でもいいから水分を補給して痰を潤しておくと出やすくなります。ただし、数時間に1度大量に水を飲むよりは、1時間ごとにこまめに飲む方がより出やすくなります。

 

痰を出しやすくする方法2 部屋の湿度を高く保つ

加湿器出典:http://www.moriumino.com

部屋が乾燥すると喉が乾いてきます。また乾燥していると風邪のウイルスなど菌に感染しやすくなり、鼻や喉の粘膜を痛めてしまうこともあります。

加湿器があるなら是非使って部屋の湿度を高く保つことが大切です。もし加湿器がない場合は、濡れたタオルや洗濯物を部屋に干すだけでも湿度が上がります。

 

痰を出しやすくする方法3 縦抱っこで背中トントン

赤ちゃん 背中トントン

げっぷを出させるときの要領で赤ちゃんをしっかり縦抱きして背中の胃の上あたりの部分をトントンと叩くと痰が少し移動して出やすくなります。

叩く手はお椀のように少し丸めると振動が伝わりやすくなります。仰向けに赤ちゃんが寝ている場合は背中ではなく胸の部分をトントンと叩くといいです。

 

痰を出しやすくする方法4 上体を起こしてあげる

赤ちゃん ベッド出典:http://www.scarymommy.com

痰を少しでも出やすくするには仰向けの状態から少し角度をつけて上体を起こしてあげるといいです。上体を起こすことで横隔膜の位置が下がり呼吸が楽になります。

仰向けに寝ていると咳が出やすいし、鼻水が喉の奥まで流れて痰として溜まってしまい呼吸が苦しくなります。

クッションや布団、毛布やバスタオル、使うものは何でもいいです。硬いマットレスに寝かせている場合はマットレスの下に何か挟むのもよいです。

次は昔から言い伝えられている民間療法を紹介します。

 

痰が出る民間療法1 レンコン

れんこん出典:http://www.lettuceclub.net

レンコンには粘り成分のムチンとポリフェノールの一種のタンニン、そしてビタミンCを豊富に含んでいます。特にムチンは喉の粘膜を増強する働きがあります。

使い方としては、そのまますりおろして繊維質を除いた汁をスプーン1~2杯飲むか、市販のレンコンの粉末を熱湯で溶かして飲みます。

甘くて飲みやすいので赤ちゃんでもそのまま飲めると思います。ちなみにレンコン茶も売っています。ノンカフェインで授乳中でも飲むことができます。

 

痰が出る民間療法2 オオバコ

オオバコ出典:https://www.amazon.co.jp

オオバコはどこにでも生えている多年草で、煎じた汁には気道の粘液の分泌を活性化する働きがあるので、咳止めや痰をきるのに効果があります。

オオバコ茶としても売られていますが、自分で作ることもできます。2株ほど根っこごと引き抜いてよく洗って陰干しした後に、刻んで鍋に入れてコップ5杯程度の水を入れて、半量になるまで煮詰めます。これを1日数回に分けて飲みます。

くせがなく案外飲みやすいようで、ほうじ茶に味が似ているそうです。自分で作るのが面倒くさい方はAmazonでどうぞ。

 

痰が出る民間療法3 アロマテラピー

アロマオイル出典:http://9arcus-creation.com

アロマの中には去痰作用のあるものもあります。例えばユーカリ。殺菌効果も高く花粉症やインフルエンザにも効くと言われています。

ユーカリにはいろいろ種類があり、主に市販されているユーカリは正確にはユーカリグロブルスです。

大人にはいいのですが、赤ちゃんには刺激が強いので、効能はやや劣りますが、ユーカリラディアータがおすすめです。

ユーカリラディアータは刺激が少なく、香りも甘いので気管支の弱い赤ちゃんでも大丈夫です。マグカップなどにお湯を入れて、ユーカリの精油を1~2滴垂らすくらいで十分です。

 

痰が出る民間療法4 春菊

春菊出典:http://blog.goo.ne.jp/layla_april

春菊はビタミンやミネラルが豊富で、特にビタミンAはキャベツの90倍もあります。ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫にして抵抗力を高めます。また春菊の葉緑素のクロロフィルは有害物質を体外に排出する働きもあります。

薬膳では春菊は健胃食品として知られており、胃腸を活性化させて消化を良くする働きがあります。また咳を止め、痰を溶かす、痰を鎮める去痰作用のある食品としても有名です

食べ方は何でもいいので、茹でても炒めても煮ても何でも美味しく食べられると思います。ただし、生後間もない乳児に与えるのは難しいので、あくまで大人向けの対処法です。

 

痰が出る民間療法5 すぎな茶

すぎな出典:http://sun.ap.teacup.com/senjukanon/398.html

日本各地に生えている雑草で、つくしは食用として食べられることでも有名です。栄養価も高く、主にお茶として飲まれます。

すぎなに含まれるケイ素は血液サラサラの効果があり、ガン予防や自律神経の乱れ、身体の毒を排出する効果があり、美容やデトックス効果があります。

また肺をキレイにする効果があるので、痰が出やすくなります。薬局でもお茶として売られているので比較的に手に入れやすいお茶です。

大量に摂取しなければ全く問題はないのですが、微量ですがニコチンが含まれており、子供や妊娠中、授乳中の人は避けた方がよいとされています。

 

 

痰が取れない場合は速やかに医者へ

赤ちゃんの痰が取れない場合、特に生後間もない場合はあまり無理せずに医者へ行ってください。1ヶ月検診、予防接種など医者へ行く機会は多いと思うので、相談するといいでしょう。

咳や痰の背後に大きな病気が隠れている可能性もあります。呼吸のたびに胸が大きく凹んで苦しそうだったり、何週間も咳や痰が止まらない場合は速やかに受診してください。

 

まとめ

いかがでしたか?赤ちゃんは抵抗力も弱く、風邪などの症状の進行も早いため、痰に気づいたら早目に対処してあげることが大切です。

日頃から湿度に注意して部屋が乾燥しないように赤ちゃんの環境作りを意識するとよいでしょう。痰と同時に咳が出たり、発熱やぐずりがあるようなら小児科を早目に受診してください。



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