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妊娠中の風邪はヤバイ!?治し方と予防方法、妊婦でも飲める薬まとめ

 2016/06/29 妊娠・出産 この記事は約 25 分で読めます。 11,573 Views
妊娠中 妊婦 風邪

妊娠中の方は普段から体調管理には気を遣っていると思いますが、特に気をつけないといけないのが「風邪を引くこと」または「風邪を移されること」です。

軽い風邪なら大丈夫ですが、風邪が長引いて発熱や咳、下痢などの症状が出ると胎児にも影響してきます。

そこで妊娠中の風邪はお腹の赤ちゃんにどのように影響があるのか?病院に行く場合は産婦人科がいいのか内科がいいのか、また医者から処方してもらう薬は本当に大丈夫なのか?

さらに薬は不安だから飲みたくないという妊婦の方のために自分で治す方法、風邪を予防する方法まで紹介します。

 



目次

妊婦の風邪について

臨月 妊婦 お腹

風邪の諸症状は鼻や口など呼吸器を通して体内に侵入してきたウイルスを追いだそうとして免疫機能が働くことで起こります。

微熱程度ならゆっくりと安静にしていれば数日で治りますが、38度以上の高熱になるとお腹の赤ちゃんにも影響が出てくるため、早急に治療する必要が出てきます。

また風邪から合併症など他の病気を引き起こす可能性もあるので、こじらせて重症になる前に対処しましょう。

 

妊婦さんはどうして風邪を引きやすいのか?

妊娠中の妊婦さんは黄体ホルモンが増加するのでホルモンのバランスが崩れて免疫力が低下しているため、細菌やウイルスなどへの抵抗力が普段よりも弱く風邪にかかりやすくなっています。

軽い風邪程度なら大丈夫ですが、心配なのは細菌感染です。もし風邪の症状が1週間以上続くようなら細菌感染の可能性も高いので病院で抗生物質を処方してもらう必要があります。

細菌感染で上気道炎や気管支炎にかかると発熱が続き、喉の痛み、咳やたんなどの症状が加わります。

抵抗力がない分、風邪を引くと症状も進行しやすいので、ウイスル感染しないようにしっかりと予防していくことが大切です。

私たちの免疫システムは風邪のウイルスなど異物を排除しようと働きますが、実は赤ちゃんもシステム上は異物として扱われます。

しかし免疫力が弱まることで赤ちゃんが異物扱いされず、お腹の中で順調に育ってくれるわけです。もし異物になったら流産や早産になる可能性が高くなるそうです。

 

妊娠に気づかず風邪薬を飲んだ場合の悪影響とは?

風邪薬出典:http://www.kobayashi-yk.co.jp

不正出血が続いたのを生理だと勘違いして思いきり風邪薬を飲んでしまった・・・。

こんなふうに、妊娠したと気づかずに薬を飲んでしまい、あとになってお腹の赤ちゃんに影響がないか心配になる方は多いと思います。でも、市販されている一般薬ならば基本的に問題はありません

ただし、妊娠4~7週は体の主要な器官が作られる重要な時期なので、この時期の薬の服用は医師によく相談しましょう。

また薬をやめたことで体調が悪化してしまう場合もあります。ぜんそくや花粉症などアレルギー症状や心臓病で普段から薬を服用している場合はすぐに医師に相談してください。母体が悪化すると胎児に悪影響をおよぼすことがあります。

市販薬の場合、容量を守り、数日間飲む程度なら、薬局で販売されている風邪薬や胃腸薬などどれも心配はありません。

ただし、容量は守っているけど長期間服用している場合はもしものことがあるので、薬を持って医師に相談してもらってください。

気休めかもしれませんが、妊娠中、できるかぎりのことに気をつけたのに障害を持って赤ちゃんが生まれてくるケースもあれば、妊娠中にタバコや酒を飲んだのに元気な赤ちゃんが生まれてくることもありますよ。

 

風邪の症状に似ている怖い母子感染ウイルスの正体とは?

風邪と似た症状でも、実は危険なウイルスに感染している可能性もあります。ヘルペスウイルスの仲間のサイトメガロウイルスは成人の9割が抗体を持っていますが、細菌の若い女性の抗体の保有率が6割~8割に低下しており問題になっています。

サイトメガロウイルスは妊娠初期に初めて感染するとお腹の赤ちゃんに感染して子宮内発育遅延や胎児死亡を引き起こします。

他にも出生後に黄疸や出血斑が出たり、小頭症などの異常が出ることがあります。また新生児のときには異常がなくても後で難聴など視聴覚障害や知能障害が現れることがあります。

 

妊娠中の風邪は赤ちゃんにどんな悪影響があるの?

妊婦 お腹

風邪の症状である発熱、咳、下痢・腹痛、吐き気・食欲不振などは赤ちゃんにどんな影響があるのでしょうか?

たいていは何も影響がなく心配するようなことはないのですが、場合によっては危険なケースもあるので注意が必要です。

また病院側でも、破水などよほどのことがない限り、薬を処方する以外の治療を行うことはありません。

あまり神経質になるとストレスがお腹の赤ちゃんに伝わるので、あまり気にし過ぎないのが大切です。

 

発熱が続くと羊水に悪影響を与えるってホント?

赤ちゃんがいる羊水の温度というのは体温より少し高めの37度から38度くらいです。しかし、38度を超える発熱が何日も続くと羊水の温度も上昇してしまいます。

羊水の温度が上がると中にいる胎児の体温も上昇して心拍数が激しくなり負担が大きくなります。

そうなる前にお医者さんに診てもらって解熱剤をもらって速やかに熱を下げる必要があります

また発熱が続くと羊水が減少して細菌感染のリスクも高まります。免疫力が低下すると体内の異物である胎児さえも免役の力で外に押し出そうとして「流産」してしまう可能性もあります。

妊婦が飲んでも安心な薬を処方してもらえるので迷わず病院で診てもらいましょう。

 

2.咳するたびに伝わる振動は胎児に影響ある?

風邪により咳が止まらないことがありますが、咳をすると腹筋全体に力が入るため腹圧が高まります。結果的に妊婦のお腹が張る要因になるので、早産のリスクが増加します

ちなみにくしゃみも同じ理由から腹圧がかかるので注意が必要です。妊婦でも飲める咳止めの薬があるので早目に処方してもらいましょう。

 

3.妊婦の下痢、腹痛は胎児にどんな影響が?

下痢をすると腸内環境を整える善玉菌など細菌を排出してしまうので、風邪が治ると今度は便秘になることが多いです。便秘になると便が滞留することで血行不良や腐敗ガスを引き起こし、胎児に栄養を送るのに支障が出ることも

また便秘で長時間トイレでりきむと腹圧がかかり早産のリスクが高まります。

 

4.吐き気・食欲不振だと胎児に栄養が行き届かない?

風邪で吐き気や食欲が起きず十分な栄養が摂れないと胎児に影響があるのでは?と心配してしまいます。

しかしこれは心配する必要はありません。ママの母体には十分な栄養が蓄えられており、何日か栄養が足りなかったとしても胎児には栄養が送り届けられています。

つわりの時期も好き嫌いが激しくなったり、食べてもすぐ吐いちゃうつわりなど正直、栄養状態が良いとはいえない期間が続きますが、胎児にはそれほど影響はありません。

 

妊娠週数別に違う胎児の催奇性のリスクとは?

妊娠何週目だと胎児の発達度合いはこのくらいで、薬を飲んだときに奇形が発生するリスクはどのくらいなのか、週数別に紹介します。この時期はまだ体の形が作られてないので、市販の風邪薬を飲んでもあまり心配はいりません。

 

妊娠週数出典:http://babymari.com

妊娠4週未満

妊娠週数は最終月経の始まった日を0週0日と数えるので妊娠4週目というと、受精してちょうど2週間くらいで、人によってはまだ妊娠したことに気づいていない方もいるでしょう。

この時期の胎児は細胞分裂が始まった段階です。体の形もできていないので市販の風邪薬を飲んでもあまり影響はなく、心配する必要はありません。

 

妊娠4~15週目

特に妊娠2ヶ月目の4~7週目はちょうど体の重要な臓器が作られる時期で、一部の薬(※)には服用すると心臓や手足に奇形が発生する率が高まる可能性があります。

妊娠に気づかずに風邪薬や頭痛薬などを飲んでしまうことが多い時期ですが、市販の薬を常識的な範囲で服用する限りは奇形が増えることはないので心配はいりません。

妊娠8週目以降は主要な臓器の形成が終わり、性器など細かい形成が続いている時期です。リスクは低くなりますが、0ではないので薬の服用には慎重になる必要があります。

※抗がん剤、特殊なホルモン系の薬、放射性医薬品、チガソンなどビタミンA誘導体(レチノイド)など

 

妊娠16~27週目

妊娠中期の5ヶ月目に入る妊娠16週目以降は安定期で基本的な体や臓器の形成も終わっているので奇形の心配はありません。しかし薬によっては胎児に悪い影響を及ぼすことがあります。

薬の服用は自己判断せずに必ずかかりつけの医師に安全性を確認してもらう方がよいでしょう。

 

妊娠28週目以降

妊娠後期の8ヶ月目に入る28週目以降は薬の成分が胎児に移りやすくなります。例えば鎮痛剤には血管を収縮させる作用があるため、新生児肺高血圧症の原因になる可能性があります。

市販の解熱鎮痛剤のバファリンやロキソニンは妊娠32週目以降に服用すると赤ちゃんの心臓に悪影響があることが分かっています。

少ない回数服用する程度なら大丈夫ですが、長期的に服用する場合は赤ちゃんの腎臓に負担を与えるし、分娩の遅延を招きます。

 

妊娠中の風邪で病院へ受診する際に注意すべきこととは?

産婦人科

妊娠中に体調を崩したときって、病院に行くかどうか迷いますよね。ただでさえ免疫力が弱っているときに大勢の人がいる病院に長時間滞在したら、インフルエンザに感染してしまうこともあります。

病院へ行かずに自宅で治すにしても、軽い症状なら安静にすることで快方に向かうこともありますが、インフルエンザやノロウイルスなど強力なウイルスに感染した場合は自分で治りません。

早産してしまう可能性もあるので、我慢せずに速やかに病院に行った方がよいでしょう。妊娠中でも飲める薬を処方してもらえるので、自宅にいるよりも早く治ります。

もちろん、マスクは必ず着用し、帰宅したらうがい・手洗いは忘れずに。

 

受診するなら内科?産婦人科?どちらに行くのが正解?

妊娠中の風邪ってやっぱり産婦人科?それとも風邪だから内科でいいの?これってけっこう迷うところです。

一番はやっぱり産婦人科です。産婦人科は妊婦さんが専門なので当然、妊娠中の風邪にも対応してくれます。

内科の場合、内科医によっては妊婦に処方してもよい薬に熟知していない可能性もあります。

もし病院へ行く場合は、事前に風邪を引いていることを伝え、待機場所を聞いて、マスクをつけて行ってください。病院によっては他の患者に移さないために待ち時間なしで診てもらえることもあります。

風邪を移したくないからあえて産婦人科へは行かず内科を受診するという選択肢もあります。もし内科を受診する際は、あらかじめ電話で「妊娠○週目ですが大丈夫ですか?」と確認の電話をするといいでしょう。また診察の際も医師に必ず妊娠していることを伝えましょう。

 

産科は内科に回したがり、内科は産科に回したがる!?

風邪を引いて産科へ行ったら「内科に行ってください」と冷たい対応されたことはないですか?

妊婦の風邪はそうでない人と比べてやっかいですし、もしインフルエンザだったりしたら重症化しやすいため非常に厄介なことになります。

もちろん産科医は妊娠時に使える薬と使えない薬には詳しいですし、風邪くらいなら対応できるとは思います。

でも、待っている間や待合室に入れた際に他の患者に移る可能性がありますので、受診をお断りしている産科医もいるくらいです。もし、他の科へたらい回しにされても、そういう事情だからと理解して下さい。

 

連休で病院が休みの場合はどうする?

今すぐ病院に行きたいけど、あいにく連休や祝日でやってない、ということはよくあることです。だからといって病院へ行くのを諦める必要はありません。

休日や祝日でもやっている診療所やクリニックがあるはずです。もし分からない場合はネットで検索すればすぐに見つかるはずですよ。

 

妊婦はインフルエンザのワクチンを打っても大丈夫?

冬場に毎年流行るのがインフルエンザ。毎年大勢の方が感染して体調を崩しますが、妊婦の場合、免疫力が低下しているので重症化する危険があります。

インフルエンザは妊娠中に感染しても胎児に直接影響はありませんが、体の抵抗力が落ちている分、症状が重くなり、体調も悪化してしまいます。

インフルエンザの予防接種は妊婦でも受けられるので流行る前に予防接種を受けることをおすすめします。産婦人科では防腐剤抜きのワクチンが用意されています。

ただし、妊娠16週未満の妊婦や、卵アレルギーのある妊婦はワクチンを打つことはできないので注意が必要です。

お腹の赤ちゃんのためにも、外から帰宅したときにうがい・手洗いする習慣を徹底しましょう。

 

風邪なのにお医者さんが薬を出してくれない場合は?

風邪が長引いてなかなか治らなくて医者に行ったら「たいしたことない」「寝て治してください」と言われて、薬を処方してもらえないケースがあります。

結局、そのまま風邪が長引いてしまうわけですが、お腹の赤ちゃんは大丈夫なのかと不安になりますよね。こういう医者の態度って果たして正しいのでしょうか?

医者の言い分としては妊娠中は免疫力が弱くなので風邪も普段より治りにくいし、薬は影響が出るから勧められないようです。

しかし、一方で、風邪は薬を使わないとなかなか治らないし、体の血流が悪くなるためお腹の赤ちゃんに良くないからといって、妊婦が飲んでも影響のない葛根湯とかビタミン剤、イソジン、トローチなどを出してくれる医者もいます。

対応は医者によりけりなので、もし今の病院が気に入らないなら、病院を思い切って変えるのも方法の一つです。

すでに分娩予約をしていて、今さら病院を変えるのもしんどい場合は担当の医者に「全然治らなくてツラい」と訴えてみてください。

もしそれでも薬を出してもらえないようなら、栄養のあるものを食べて、家事を誰かに代わってもらってしっかり寝て体を休めてください。

 



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